千葉県水産総合研究センター 様

LED照明によるマコガレイの質的向上

千葉県 富津市

Location

設置地域

ロケーション画像

富津の漁港から眺めた東京湾

千葉県水産総合研究センター 種苗生産研究所 富津生産開発室は、千葉県富津市にある東京湾に面した施設です。

Introduction

はじめに

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千葉県水産総合研究センター 種苗生産研究所 富津生産開発室

千葉県水産総合研究センター 種苗生産研究所では今回ご紹介する
マコガレイの他にヒラメ、マダイ、アユ、などの種苗生産及び種苗の質の向上、生産の合理化に関する研究をしており、こちらの種苗生産研究所 富津生産開発室ではマコガレイとヒラメの種苗生産および生産に関する研究を行っています。

ここでは、種苗の質の向上という観点からお役に立つLEDの光をご紹介します。

Background

緑色LED照射に至る背景

バックグラウンド画像

魚類飼育棟に入ります。

マコガレイは東京湾で獲れる主要な魚のひとつですが、資源が減少しているため、千葉県水産総合研究センター 種苗生産研究所 富津生産開発室ではマコガレイの稚魚の放流を行っています。

マコガレイは、水槽で飼育しているうちにお互いに尻尾を噛み合い尾が欠けてしまい、その結果うまく泳げなくなる、病気にかかる要因となる可能性があります。これは、ストレスによるものと考えられていますが、弱い緑色のLEDの光を照らすことでストレスを減らせる可能性があることがわかったため、富津生産開発室ではLEDの光で噛み合いを抑えることで放流する魚の質を向上させ、漁業を支援する研究を行っています。

バックグラウンド画像
バックグラウンド画像

【写真左】巨大な飼育水槽がたくさんあります。
【写真右】このうちの1つの水槽で実験が続けられています。

他の研究機関では、緑色の光をマコガレイに当てると食欲増進効果から摂餌活動が盛んになり、魚の成長が早くなるという実証実験の結果があり、センターでは成長を早める効果も確認し、種苗生産の安定化・効率化に繋げていきたい考えです。

バックグラウンド画像
バックグラウンド画像

【写真左】マコガレイの稚魚
【写真右】水槽の真上から緑色光を照射

将来的には作業用の照明もLEDにし更には調光により波長を変え、水槽の魚種や成長によって光を変えたりすることも視野に入れています。

取材時には、22mmまで成長したマコガレイの稚魚21,000匹は2万リットルの水槽で元気に成長を続けています。

Installation

設置

インストレーション画像
インストレーション画像

【写真左】実証実験を行っている水槽は
     黒のシートで外光を遮断しています。
【写真右】カスタム仕様の照明器具

屋外特殊用途照明として開発されたLED投光器LEDSHIGHMAST LLF0011Aを2モジュール化し緑色LEDを搭載したカスタム仕様の製品を使用しています。

当該水槽は他の水槽と異なり光を遮断した上で照射を行っています。

インストレーション画像
インストレーション画像

【写真左】餌の時間
【写真右】ふ化から2年の大きさまで成長したマコガレイ

本製品は様々な環境下でも使用可能な耐久性能に加え、自動車のヘッドランプ技術で培われた配光性能により、均一でムラのない光を水槽の隅々まで照らしています。

千葉県水産総合研究センター 種苗生産研究所 富津生産開発室

アクセス : JR内房線大貫駅下車徒歩約30分
      館山自動車道 富津中央インターから約10分

感染拡大防止のため、現在展示コーナーの見学及び団体見学の受け入れを休止しています。

千葉県水産総合研究センター 種苗生産研究所 富津生産開発室

千葉県富津市小久保2568-38

公式ホームページ https://www.pref.chiba.lg.jp/lab-suisan/suisan/soshiki/futtsu/index.html