世界遺産ライトアップ

今回のライトアップ実施の背景について教えていただけますでしょうか？

遠藤様 「2020年は新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から富士山の開山が見送られました。多く方が淋しい思いをし、市としても何かできないかという思いもあり、今年は登る富士山から見る富士山という具合に視点を変え、紅葉が見ごろを迎えるこの時期、多くの方に富士山と併せて普段見ることのできない夜の滝をライトアップで楽しんでいただけたらという思いでイベントを企画しました。

素敵な企画ですね。その一端をLED 投光器でお手伝いできてとても嬉しく思います。イベントの盛り上げとして何か取り組まれたことはございますか？

遠藤様 「専用のチラシを作成するとともに、SNS 投稿キャンペーンを行いました。参加していただく楽しみと、観に来られない方々にも画像で楽しんでいただくことができると考えました」

それは良いアイデアですね。

遠藤様 「今回は白糸ノ滝ライトアップ前の期間に富士山本宮浅間大社のライトアップも行いました」

そちらも是非拝見したかったです。

今回弊社の投光器をご採用いただいた経緯について教えていただけますか？

遠藤様 「はい、ここは世界遺産に指定されているため、規制が厳しく歩道から外れた滝のすぐそばに近寄り、投光器を設置することが自然公園法で規制されています。そして、環境省にもライトアップの計画提出が必要になります。そこで役に立ったのが御社の狭角タイプの投光器です。滝に近寄らず遠方から滝を狙うのにうってつけでした」

規制がゆえに狭角の光がお役に立てたということですね。

遠藤様 「はい、また色温度の異なる投光器の光が、紅葉の木々とも調和し、景観をお楽しみいただけるのではないかと思います」

LED 投光器は台数を抑えて、光と影の抑揚をつけているので、ピンポイントでかっこうよく浮かび上がっていると照明デザイナーの方から伺いました。

遠藤様 「はい、そのように思います。この取材が掲載される頃にはライトアップは終了していると思いますが、昼間の滝も圧巻です。ぜひ白糸ノ滝へお越しください」

遠藤様、本日はお忙しい中ありがとうございました。

右岸展望台には2.5°と3°、7台のLED投光器から70m先の滝を狙い照射しています。

また滝つぼの前の見学エリア付近からは5°のLED投光器をメインに4台で一番水量の多い60m先を狙っています。
色温度は3000K～6500Kにゴールドも組み合わせ、紅葉とともにメリハリのある色合いを表現しています。